みのりのキラキラ小部屋 いろいろ

ハートビート

2012-02-29 by admin

ジャマイカで生まれたレゲエミュージック。
そのルーツは「ナイヤビンギ」と言う太鼓を奏でて
セッションする宗教行為からはじまりました。

その伝統的リズムを「ハート・ビート」と言い、
ドッド・ドッドと言う心臓の鼓動の音を基本にリズムを刻みます。

元々の歴史は黒人の奴隷解放運動へと遡ります。

ジャマイカと言う国は、メキシコの下のカリブ海周辺の美しい海が広がる南国です。
ジャマイカは当時イギリスの植民地で、
多くの黒人がアフリカから送られて労働を強いられてきました。
黒人達はいつか故郷に帰ることを夢見て、奴隷として働きますが、
いつになっても故郷へ帰る夢は叶いません。
毎日毎日人間としての正当な扱いも受けれずに嘆くしかない、
やるせない思いを歌ったんですね。
歌うことしか楽しみがなかったとも言います。

辛く苦しい労働、孤独をまぎらわすために、黒人達は陽気に歌い、
希望を見失わなかった。

そしてアフリカに初めて黒人の王様が誕生したあたりから、
黒人に対する「人権」という物が尊くあつかわれるようになり、
黒人奴隷の解放運動が始まります。

人々はハートビートに合わせて、黒人の嘆きを、黒人の希望を、
そして、故郷への思いを歌い続けました。
きっと、ハートビートを奏でる事で、心臓の鼓動の音をみんなで共有するかのように、
そのメッセージは世界中に響いたのではないでしょうか。

そして今、肌の色の違いはは、
目の色の違いと同じくらいに平等に扱われる世界になってきています。
まだまだ黒人差別や黄色人差別は多々ありますが、
植民地時代・奴隷時代にくらべると、はるかに過ごしやすい世界になりました。

そして、今もジャマイカの山奥で響く「ハートビート」。
それはラスタファリアンと言う種族によっていまも守られています。

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